平成28年第4回 沖縄県議会(定例会)第4号9月29日
 
答弁者 : 宮城土木建築部長
    町田企業局長
 7、土木行政ついて。
 (1)、比謝川の河川環境整備について。
 (2)、河川管理状況について。
 (3)、嘉手納町比謝川河口付近の宅地崩壊対策について、平成26年7月に襲来した台風8号の影響により、比謝川沿い河口付近嘉手納漁港北側の宅地の一部が崩壊した。2年経過した現在において本格的な復旧が行われていない。付近住民や漁業関係者等から不安の声がある。今後の対策内容及びスケジュール等について伺いたい。
 (4)、比謝川下流堰が建設された経緯について。
 (5)、比謝川下流堰の撤去について。
 

答弁 土木建築部長(宮城 理)

次に、土木行政についての御質問の中の、比謝川の河川環境整備についての御質問にお答えいたします。
 河川事業は、地域の暮らしや歴史・文化との調和にも配慮し、河川が本来有している生物の生息・生育・繁殖環境及び多様な河川景観を保全・創出する多自然川づくりを基本に、整備を進めております。
 比謝川の河川環境整備については、これまで、沖縄市越来地内において、都市公園事業と連携して、都市内に水と緑の潤いある空間の創出を図るべく、比謝川水辺プラザの整備を行うなど、環境整備に努めているところであります。現在、整備延長7.3キロメートル、総事業費約228億円で河川改修を進めており、平成27年度末の進捗率は、事業費ベースで約54%となっております。なお、本年2月、沖縄防衛局を通じて、米軍施設用地2.8キロメートルの共同使用の申請を行ったところであり、共同使用開始後、速やかに整備に向けた調査に着手することとしております。平成28年度は、白川地区の浸水被害の解消などを目的として、福地橋から上流部の約380メートルのしゅんせつを実施するとともに、福地橋から下流側約1キロメートルの区間について、米軍の了解を得て、共同使用開始前に暫定掘削による河道拡幅工事を実施する予定であります。
 県としては、引き続き沖縄市と連携して、沖縄防衛局等関係機関と調整を図り、早期整備に努めていきたいと考えております。
 同じく比謝川の河川管理についての御質問にお答えいたします。
 2級河川の維持管理については、氾濫時の危険性及び緊急性の高い箇所から順次、除草やしゅんせつ等の対応を行っているところであります。
 比謝川においては、定期的に除草やごみの回収、しゅんせつを実施し、良好な河川環境の確保に努めております。また、河川愛護団体等によるボランティア活動も行われており、今後とも官民一体となって良好な河川環境の維持に取り組んでまいります。
 同じく比謝川河口護岸の復旧内容及びスケジュールについての御質問にお答えいたします。
 比謝川河口の護岸崩壊箇所については、当該箇所の基礎地盤が想定以上に深いことが判明し、対策工法及び施工方法の検討に時間を要しました。
 現在、設計の取りまとめを行っているところであり、H形鋼を門型に組んだ基礎杭の上に、護岸を設置する復旧工事は、平成29年1月に着手し、平成29年度中に完成する予定であります。
 同じく比謝川下流堰の撤去についての御質問にお答えいたします。
 平成26年7月の台風8号に伴う記録的な豪雨による国道58号冠水被害を受け、比謝川下流の現況測量を実施し、氾濫解析及び流下能力の検討を行っております。検討の結果、比謝川下流に設置されている下流堰の影響が確認されたことから、昨年11月に管理者の企業局や地元町村等関係機関と意見交換し、現在、早期の堰撤去に向けて調整を行っているところであります。
 

答弁 企業局長(町田優)

土木行政についての御質問の中で、比謝川下流堰が建設された経緯についてお答えします。
 比謝川下流堰は、本土復帰前の昭和36年に長田川取水ポンプ場の取水堰として、当時の琉球水道公社によって建設されたものであります。比謝川下流堰が建設された背景としましては、昭和34年当時、那覇市の泊浄水場に原水を供給するために比謝橋附近に仮設の取水ポンプ場が建設され、その後の昭和36年12月に長田川取水ポンプ場と比謝川下流堰が現在の位置に建設されました。
 また、昭和47年の本土復帰に伴い、琉球水道公社から県企業局に施設が引き継がれることとなり、水資源の乏しい本県においては、安定的な水資源を確保する施設として現在も大きな役割を果たしております。


最後に、比謝川河川について再質問します。

 先ほど、堰の撤去の件で部長答弁しておりましたが、私は過去に比謝川のしゅんせつの問題、2級河川であるから、土木のほうで維持管理やしゅんせつをしっかりしなければ地域住民に被害を及ぼしますよと一般質問しました。しかしながら、土木はしゅんせつをしておりません。維持管理も私は怠っていたと思っております。その結果、比謝橋沿いの58号が氾濫、そして嘉手納漁港の河口のほうで土砂崩れが発生して、地域住民が被害をこうむっております。
 部長の説明では、平成29年からスタートして、それで工事を完了したいという答弁でありましたが、それが間違いないのか。
 それともう一つ、比謝川の維持管理または河口の土砂しゅんせつは、堰を取っ払えば間違いなく土砂が漁港のほうにたまると私は思っております。その責任は、県で責任を持って対応していただけるのか、答弁をお願いします。
  

答弁 土木建築部長(宮城 理)

比謝川の護岸につきましては、29年1月に今のところ着手を予定しておりまして、工事については29年度中に完了させたいというふうに考えております。

 また、下流堰の撤去に際してですが、これは堰の撤去前後で、今後企業局とも十分調整をしていくということではありますけれども、企業局において、堰の上流部のしゅんせつを実施するというふうに聞いております。
 また、漁港及び航路に堆積した土砂の維持管理については、農林水産部のほうと、漁港管理者のほうと改めて調整していきたいというふうに考えております。


 私はきょう一般質問しております。嘉手納河川の比謝川の堰を取っ払ったら、向こうの堰で、企業局が定期的にしゅんせつしているんです。水を供給するに当たってですね。それで土砂がたまるのが10年に一遍しかたまりません。10年に一遍県のほうでしゅんせつをしております。堰を取っ払ったら、間違いなく二、三年に一遍しゅんせつしないといけなくなります。そういった意味では、今部長はしっかり農林水産部と協議をして、県のほうで責任を持ってやると言っていますので、これをぜひ、知事、副知事、責任を持って、たまったら県が責任を持ってしゅんせつをする。私は提案していますので、二、三年に一遍必ず土砂がたまると思っています。そうならないように、堰の撤去については十分協議をしていただきたい。
 


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