平成28年 第1回沖縄県議会(定例会) 2月26日

答弁者 : 諸見里教育長
 4、中高一貫教育について。
 (1)、平成28年度4月からスタートする球陽中学、開邦中学の進捗状況について伺いたい。
 (2)、学校から要請のあった1クラスから3クラスへの要望について伺いたい。
答 弁

次に、中高一貫教育についての御質問の中で、球陽中学、開邦中学の進捗状況についてお答えいたします。

 平成27年10月1日に設置した県立球陽中学校と開邦中学校につきましては、11月に入学希望者の募集、12月に適性検査等の入学選抜を実施しました。その後、本年1月には両校とも入学予定者40名を決定し、2月上旬にはオリエンテーションも実施されております。現在、4月の開校に向けて技術教室や備品等の整備を進めているところであり、万全の受け入れ体制を構築してまいります。
 次に、県立中学校の学級数についてお答えいたします。
 県立球陽中学校及び開邦中学校は、難関国立大学等への進学を目指す生徒のニーズに応え、1年でも早く開校するために1学年1クラスでスタートいたします。今回の志願状況においては、定員40名に対し球陽中学校が9.6倍、開邦中学校が12.0倍の倍率となり、県立中学校に対する高い期待感が示されました。
 今後のクラス数につきましては、両県立中学校の実績や課題等を踏まえ、適切に対応してまいりたいと考えております。


 続きまして、中高一貫教育について再質問を行います。
 教育長、大変御苦労さまでした。
 この中高一貫教育は、貧困対策ももちろんそうですけれども、私は沖縄の最大の振興策は教育と福祉と経済、そして沖縄の観光だと思っております。そういった意味では、中北部にはこういった私立の中高もありません。そういった形では、球陽高校が中高一貫、同時開校できたことに対しては高く評価するものと同時に、地元から要請されている1クラスから3クラスへの要望について、教育長お願いします。

答 弁
 開邦中学校、球陽中学校につきましては、設置前においてからこの当該の両学校から、何とか2クラスできないかという設置の要望がありました。また、この説明会等においても、保護者から2クラス設置の要望がありましたことは御承知のとおりだと思いますが、このクラス増につきましては、県教育委員会内部でももう何度も議論しておりまして、そして結論として、県民のニーズが高いことから、まずは1クラスからスタートしてやろう、としてやったのが現在であるわけですね。県教育委員会では県民のニーズも大変高いことから、今度両中学校の倍率を見ましても、大変倍率が高くてニーズが高いのは感じております。2クラスも必要だと、複数クラス必要だと感じておりますので、その辺につきましては、なるべく早くいろいろ検討してみたいと思います。
  

知事、最後にこの2クラスに対しての要望を申し上げて、一般質問を終わります。
 
 平成27年第2回沖縄県議会(定例会) 6月30日  
平成27年6月 定例会
答弁:諸見里教育長
 6、我が党の代表質問との関連について教育委員会に質問したいと思っています。
 球陽高校、開邦高校同時中高一貫教育が来年度から実施されます。地域の地元が大変喜んでおりますが、1クラスしか実現しておりません。教育長、これは地域のニーズに応えて2クラスができるか、今後の展望についてお伺いしたいと思っています。
 答 弁 教育長(諸見里 明)
それでは、我が党の代表質問との関連についての御質問で、中高一貫教育校のクラス数増についてお答えいたします。
 去る3月末に開催した併設型中高一貫教育校に係る県立開邦中学校及び球陽中学校の説明会には、約2000名の参加者があり、その説明会の中では、今後のクラス数増についての御質問もありました。
 今後のクラス数につきましては、両県立中学校の実績や課題等を踏まえ、検討してまいりたいと考えております。
平成27年第1回沖縄県議会(定例会) 3月3日
平成27年3月 定例会
答弁:諸見里教育長
 6、中高一貫教育について。
 (1)、球陽高校と開邦高校への中学部併設について、進捗状況と今後の取り組みについて伺いたい。 


答 弁

それでは中高一貫教育についての御質問で、中高一貫教育校の進捗状況等についてお答えいたします。
 
 県教育委員会としましては、難関国立大学等への進学を目指す生徒のニーズに応えるため、県立球陽高校と開邦高校に併設型の中学校を設置する基本計画及び校名候補を決定したところです。
今後、平成28年度の開校に向け、中高の6年間における計画的・継続的に充実した教育システムの構築、施設等の整備、児童・保護者や地域への周知を図ってまいります。  
 

それと中高一貫教育について再質問いたします。
 教育長、私は中高一貫教育については、これまで何度も質問をさせていただきました。開邦高校と球陽高校が同時に開校できるよう、提言もしてまいりました。やはり国際社会の中で活躍できる心豊かな人材の育成と、生徒一人一人が第一志望である進路にしっかり受験できる教育環境をつくっていただきたい。東大、京大、一橋大など難関大学に子供たちのそういったいろんなチャンスを与えていただきたいと申し上げました。ぜひ教育長、この中高一貫教育を早目に進めていただいて、1クラスあるいはまた2クラス、3クラスできるように予算措置をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答 弁

 併設型の中学校につきましては、開邦高校、球陽高校からもぜひ2学級にしてくれという当初からの強い要請がありました。これは、学校、保護者、PTA等からもそうだったと認識しております。
 併設型への2学級拡大につきましては、県教育委員会としても異論などないと思いますけれども、施設等諸条件の整備等課題もありますので、段階的に鋭意取り組んでまいりたいと考えております。
 
平成26年 第5回 沖縄県議会(定例会)  第7号10月2日
 平成26年10月 定例会 
答弁  翁長知事・諸見里教育長
 4、中高一貫教育について。
 開邦高校とともに本県の進学校として球陽高校に中高一貫教育の設置は喫緊の課題であります。国際社会の中で活躍できる心豊かな人材の育成を目標に、生徒一人一人が第一志望の進路実現とともに心豊かな人間教育に努め、東大、京大、東工大、一橋大など難関国立大または慶應大、早稲田大、難関私立大を学生などが受験できるシステムをつくっていただきたい。
   (1)、開邦高校への中学部併設について進捗状況と今後の取り組みについて。
 (2)、「中部地区にも国公立大学や難関私立大学へ進学を目指す高校を」と、中北部地域の切実な要望と大きな期待があり、球陽高校にも中学部を併設し、開邦高校と同時に中高一貫教育を6月議会で提案いたしましたが、教育長と知事の必要性と認識について伺いたい。


知事答弁

中川京貴議員の御質問に答弁をいたします。
 第1に、中高一貫教育についての御質問の中で、球陽高校への中学校併設についての御質問に答弁をいたします。
 沖縄県では、人材こそが最大の資源として、沖縄県の将来を担うグローバルに活躍できる人材の育成に取り組んでいるところでございます。
 球陽高校に中学校を併設することは、高い志を持つ生徒や保護者等、地域のニーズにも応えるものだと認識いたしております。施設整備などの課題がありますが、現在、教育委員会において、設置に向けて取り組んでいるところでございます。


答 弁

それでは中高一貫教育についての御質問の中で、開邦高校の進捗状況等についてお答えいたします。
 難関国立大学等への進学を目指す生徒のニーズに応えるため、中高の6年間において計画的・継続的に充実した教育環境を整えることは、大変重要なことだと考えます。
 県教育委員会では、平成26年9月17日の教育委員会会議において基本計画を決定し、平成28年度に開邦高校に併設型中高一貫教育校の開校を目指しております。
 次に、球陽高校への中学校併設についてお答えいたします。
 球陽高校PTA会長等から、平成26年9月8日に県教育長へ、9月19日に県知事に対し併設型中学校の設置要望がありました。
 県教育委員会としましては、中頭地区における生徒・保護者の進路選択の幅を拡大する、いわゆる中等教育の多様化・複線化の観点からも、同地区における併設型中高一貫教育校の必要性は高いと認識しております。
 開邦高校との同時開校については、施設整備など多くの課題がありますが、今後関係機関と協議を図り、鋭意取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。
 

続きまして、中高一貫教育について再質問したいと思っております。
 ただいま教育長から答弁がありました。9月8日諸見里教育長へ、また9月19日に仲井眞県知事に対し、併設型中学校の設置要望が球陽高校の筒井PTA会長、そして目取真同窓会会長、上江洲後援会会長から要請がありました。
 ぜひ県教育委員会の会議の中において、教育長、基本計画を決定していただいて、平成28年に開邦高校と同時に球陽高校も中高一貫校として開校していただきたいと。それについてもう一度、再度お願いします。


答 弁
 球陽高校への併設型の中学校設置につきましては、PTA会長、今御指摘のございましたようにそういう大変強い要望が出ております。
 教育委員会では、学校整備準備検討委員会それから教育施策推進委員会において、学校の特色並びに学校規模を定めるこの基本計画案策定に今現在取り組んでいるところです。スケジュール的には開邦高校で議論したこの蓄積もございますので、鋭意取り組んでまいりたいと思っております。


教育長、先ほど知事からも答弁がありました。そして仲井眞知事は球陽高校の中高一貫教育について、新聞報道にもありましたように120%期待に沿えるよう協力していきたいと答えていただきました。教育長、御一緒でしたよね、そのときね。やはりこの現場のPTA会長初め地域の皆さんは、どうしても地元のニーズに応えていただきたいと。理由は開邦高校は、南部地域は私立もあって、いろんなやっぱり選択肢があると、子供たちが選ぶことができる。しかし球陽高校については中北部の1校しかないんですよね、中高一貫になったとしても。ぜひ地元はできるなら3クラスをあけていただきたいと、1学年3クラス、できるなら2クラスを要望されております。そういった意味ではこの地元の声を優先するような取り組みをしていただきたいと思いますが、教育長いかがでしょうか。


答 弁
球陽高校から要望ございますけれども、できるだけ複数学級にしてほしいという要望ですね。確かに教育効果を考えても生徒間の多様な交流、活動のためにも1学級よりも2学級以上のほうが望ましいという意見があることは承知しております。現在学級数をどうするかということを調整中でございまして、球陽高校の学校規模に関する検討、地域のニーズや学校の意見等も参考にしながら基本計画等を策定する途中ですけれども、この中でやはり地域のニーズ、それから学校の意見等教育全般から総合的な視点で今後判断してまいりたいと考えております。
 
教育長、ぜひよろしくお願いしたいと思っています。
平成26年第3回 沖縄県議会(定例会)第7号 7月7

平成26年7月 定例会
答弁:諸見里教育長
2、教育行政について。
 本県における学力問題は戦後・復帰後を問わず大きな課題であったことは県民誰もが認めるところであります。特に、本土国公立大学への入学者数の拡大は私たち県民の大きな課題でありました。国においても本土国立大学などへの国費入学制度や私費入学制度はアメリカ統治下での沖縄に対する特別の支援がありました。しかし、県民においても中学校時代から子息を本土に入学させるなど大きな苦労があったことは周知のことでありました。
こうした中で、伸びる子をもっと伸ばすべく、県外国公立大学への合格者数をふやす目的で二十数年前に那覇地区に開邦高校が設置されました。続いて同じ目的を持って中頭地区に球陽高校、島尻地区に向陽高校、そして那覇国際高校が開設されたのも御存じのとおりであります。 いわゆる4Kと呼ばれる進学校に特化したこの4つの高校の開設は、本土国公立大学の合格者数拡大という県民の悲願に対して大きな功績を持っているものと私は高く評価しております。そのおかげで、自分の子供を中学時代から本土へ預けるような状況がかなり改善されたのは県民誰もが認める事実であります。
さて、教育長は開邦高校に中学部を併設する意向であるという内容の新聞記事がありました。
 そこで伺います。
 (1)、開邦高校への中学部併設について。
 ア、本県公立高校における国公立合格者数の推移について、平成元年と平成25年度の比較について伺いたい。
 イ、本県公立高校における難関国公立大学合格者数と九州各県との比較、過去3年間について伺いたい。
 ウ、本県公立高校からの東大合格者数の推移、過去3年間を伺いたい。
 エ、本県高校生の難関国公立大学合格者数が低い理由について伺いたい。
 オ、開邦高校に設置する意義と目的について伺いたい。
 カ、中頭地区の高校への中学部併設について伺いたい。


答 弁

それでは教育行政についての御質問の中で、国公立大学合格者数及び東京大学合格者数の推移についてお答えいたします。2(1)アと2(1)ウは関連しますので一括してお答えいたします。
 県立高校における国公立大学現役合格者数につきましては、平成元年度280名でありましたが、平成25年度には1212名と大幅に拡大しております。
 県立高校における東京大学現役合格者数につきましては、平成23年度2名、平成24年度1名、平成25年度は合格者なしとなっております。
 次に、難関国立大学合格者数と九州各県との比較についてお答えいたします。
 本県県立高校における難関国立大学現役合格者数につきましては、平成23年度20名、平成24年度25名、平成25年度15名となっております。
 また、九州における本県と同規模に類する2県の難関国立大学現役合格者数の平均は、平成23年度177名、平成24年度181名、平成25年度165名となっております。
 次に、難関国立大学合格者数が低い理由についてお答えいたします。
 本県におきましても、高い進路目標を掲げ、将来、難関国立大学等に合格する可能性のある児童生徒は数多くいると考えます。しかし、その合格者数が少ない理由につきましては、こうした高い目標、目的意識を有しながら、能力もある児童生徒を早い段階から計画的・継続的に伸ばしていく教育システムが十分でなかったことが主な要因ではないかと認識しております。
 次に、開邦高校への設置の意義と目的及び中頭地区への設置についてお答えいたします。2(1)オと2(1)カは関連しますので一括してお答えいたします。
 県教育委員会としましては、高い目標を掲げ、難関国立大学等への進学を目指す生徒のニーズに応える教育環境を整えることは、大変重要なことと考えております。
 中高一貫教育校では、6年間において計画的・継続的に充実した教育で、高い目標の進路実現が期待できます。那覇・島尻地区に中高一貫教育校が設置されていないことや生徒・保護者の教育の選択の幅を拡大する、いわゆる中等教育の多様化、複線化の観点からも那覇・島尻地区への中学部設置を考えております。また、中頭地区の高校への中学部設置につきましては、難関国立大学等への進学を目指す生徒への支援、地域のニーズ等を総合的に勘案するなど検討してまいりたいと考えております。
 次に、学力向上推進室設置の意義についてお答えいたします。
 学力向上推進室は、学力向上に係る諸課題を学校とともに効果的・効率的に解決するため、学校を直接訪問し、授業観察や校長等との意見交換等を行い、児童生徒が意欲的に授業に参加する指導方法などについて支援しております。
 これらの取り組みを通して、校長のリーダーシップや教師の指導力を高め、児童生徒一人一人が夢や目標に向かって着実に歩み続けることができる学校体制を構築したいと考えております。


再質問

次に、教育長に再質問いたします。
 開邦高校へ中学部を設置したいという趣旨の答弁がありました。私は大賛成であります。ぜひ実行してほしいと考えます。
 確かに、本土に追いつくために、開邦高校等の進学校が本県高校生の学力向上に果たしてきた役割は大変すばらしいものがあると感じております。本県高校生の国公立大学の合格者数の拡大を見ても、平成元年280名から昨年度1212名へと沖縄県の子供たちの学力は飛躍的に拡大してきております。これは、開邦高校や球陽高校など、いわゆる4Kと呼ばれる進学校が他の高校を引っ張ってきた大きな成果だと感じております。しかしながら、私はまだまだ大きな課題があると思います。
 教育長からの答弁にありましたように、難関国公立大学の合格者数が余りにも少な過ぎる。九州各県と比較して見ると本県は9分の1程度とする、まだまだ大きな課題があると思います。特に、東大への合格率が少な過ぎると感じますが、教育長はどうお考えでしょうか。


答 弁

 東大へ毎年、公立高校からは1人、2人、去年はゼロでありました。率直に申し上げて少な過ぎると感じております。


教育長、実は本県の高校生たちが東大・難関大学へ合格できる能力についてはどう考えておりますか。 


答 弁

私は、本県の高校生たちも本土の高校生たちと同じように東大に合格するという能力は十分に持っていると思います。ただ、先ほど申し上げたんですけれども、そのシステムが十分ではなかったと感じているんですね。
 実は、私は、課長時代にこの開邦高校から毎年せめて二、三名ずつ東大等に行けるような体制づくりを研究したことがあるんですよ、研究会を発足してですね。そこでは学校ともやりとりしながらやったんですけれども、事実、教員も加配して進めてきたんですけれども、これがうまく功を奏しなかったんですね。結果的には失敗でした。大きな欠点があるということを実感したんです。これは何かと申し上げましたら、開邦高校に入学してくる優秀なこの生徒たちでさえも、入学して3年間で東大レベルまで合格させるには相当な無理があるとわかったわけです。どうしても中学校からの継続的な取り組みが必要だと、もうそのときから痛感しているんですけれども。例えば、本土では公立高校でも東大等を目指したり難関大学を目指した中高一貫高校はかなりありますし、私立を含めたらかなりあるんですね。それから、親御さん、保護者の意識も大変高くて、自分の子供に小学校時代から東大を意識させているというのは、本当にあります。その点、本県はやはりおくれをとっているんじゃないかと感じております。
 
 

ただいま教育長の答弁を聞いて一番安心しているのは、決して沖縄の子供たちが本土の子供たちに劣ることはないと。問題はそのシステムづくりだと、そのシステムづくりのために開邦高校に中学部を設置するという教育長の考え方は私は大賛成です。これはぜひ実行していただきたい。しかしながら、このような意義を持った中学部であるのならば、那覇地区だけではなくて中部地区にも設置すべきだと。特に、中部地区・中頭に設置すべきだと思っておりますが、そのニーズについて教育長の見解をお聞きします。
 

答 弁

私は、那覇地区だけではなくて中頭地区にもこうした中学校の設置の必要性はあると十分感じているんですね。当然東大等を目指して、こういう難関大学を目指す志の高い子供たちは、那覇・南部地区だけじゃなくて中頭地区にも相当いると思うんですよ。そういう意味では必要だと思っているんですけれども、私は実は率直に申し上げて、開邦高校と同時に中頭地区にも考えたんですけれども、ただ、いろいろな事務作業がありまして、これがやったほうがいいのかあるいは開邦高校に一度中学部を設置してそれを検証して、それから中頭地区にやったらどうかと。今、庁内でも議論しているんですけれども、なかなか踏み込めないでいるのが現状です。
 

実は教育長、今、教育長の答弁では開邦高校で設置を今予定をしていると。それをするためには2年かかりますか、3年かかりますか。
 

答 弁

 1つの目安ですけれども、早くても3年後となると思います。


 実は、これから3年後に開設すると。そして中学3年間、そして高校3年間、合わせて9年になるんですよ。9年以降しか実績が出ないんですよ。10年、15年になるかもしれません。その実績を考えたときに、那覇で実績が出てから中部でやるんでは遅いんです。那覇と中部、同時にそれをぜひやっていただきたい。そしてニーズに応えていただきたい。特に、私は中頭地区なら先ほど答弁がありました4K、球陽高校はその設置が整っております。開邦高校に負けない教育環境が整っておりますので、ぜひ中頭の球陽高校と那覇と同時で進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
 

答 弁

県議もやはりそういうお考えですか。実は、開邦高校に設置するんでしたら、那覇地区に設置するんでしたら中頭地区にも設置してくれという動きが出てきているんですね。これから本格的な動きになると思うんですけれども、実は球陽高校サイドからなんですよ。球陽高校の校長先生の話では、PTA、同窓会、地域の人たちから、球陽高校に設置してくれという、そういう声が届いていると思います。ただ、中頭地区の設置につきましては、やっと開邦高校への法整備を始めたばかりでして、これから教育委員会の協議、それから何よりも関係部等との調整も入ってくると思うんですけれども、やはり私は人材は待ったなしだと思っております。
 それからもう一つ、これはちょっと言っていいのかどうか。お隣の鹿児島県では、先日の新聞報道とかラジオでかなりやっているんですけれども、鹿児島県では県立の新しいタイプの中高一貫校をつくっておりまして来年4月から募集ですけれども、この募集を沖縄県でも積極的に開始しているんですね。来週にでもコンベンションセンターで、これは中学校を対象にやりたいと言っているんですけれども、この高校が難関大学へ道を開くという名目で募集を開始しているんです。
 私、復帰前それから復帰後この前後で、本土へ子息を、子供たちを本土に行かせたというのが頭をよぎりまして、もう今おくれをとったら、やっぱり中学校段階から東大等を目指す志を高くした子供たちがやはり本土に行ってしまうんじゃないかという大変な危機感を持っております。


 やはり知事、お願いしたいのは、これはやっぱり教育行政だけの問題じゃなくて、そういった中学を開設するということになると予算が伴います、財源が伴うんです。そういった意味では、今回、一般質問・代表質問でも沖縄の教育についてたくさんの質問が出ておりました。本土に比べて知事、沖縄の教育予算というのが少し少ないんじゃないかという意見も出ておりました。御存じのとおり、私たちが小学校、中学校のときには子供たちが進学したい場合に、九州のマリストに行ったり、東京に行ったりして、そこで難関大学に受験するという子供たちもいました。やはり私は教育はそういった意味で沖縄でできる教育はしっかりやる。南部で那覇で開設するんであれば中部で球陽高校で一緒にやっていただきたい。そういう子供たちにチャンスを与えていただきたい。御存じのとおり、教育は最大の振興策だと言われております。そういった意味では、自主財源に乏しい沖縄県、産業も企業も本当に厳しい状況の中で、子供たちの教育をすることによって知事が言う、沖縄振興そして21世紀ビジョンを引き継いでいく子供たちを育てていただきたい。
 知事、いかがでしょうか。
 

答 弁

この難関大学をずっと狙い続けるという点については、私は否定はしません。それで必要な予算は知事部局で組むことも重要だと思っておりますよ。私も国費留学生試験で東京に行かせてもらいましたから、重要ですし、沖縄県内でも島々も含めて幾つか、那覇に集中しないで、中部、北部にしても必要だと思います。ただし、これだけのために今どきやるべきかどうかについては、私は、ちょっと別の、これに加えてやっぱりソルボンヌ大学でもいいし、つまりアメリカも何もその限られた大学じゃなくて結構いろんなのありますしね、台湾大学も北京大学も。つまり大学を今選ぶというときの価値観が、これまでみたいに旧帝大を中心とした、ないしは私立を中心とした大学に焦点を当て続けるべきかどうかについては、少し議論が要ると思いますが、ただし、ほかの県並みに一回育ててみたいというのはチャレンジすべきだと思います。ただ、沖縄の味としてはやっぱり芸術的な才能があるとか、いろんな才能を子供たち持っているものですから、それに応じた進学が世界中でできるようなというのが本来じゃないかという気もします。むしろ直ちに腕のほうの、論理じゃなくてそういう実業的といいましたか何かそういう分野もウチナーンチュの子供たちはやっぱり結構いい能力を持っていると思います。ですから少し広くして、議員のおっしゃっていること私は否定しませんよ、やるべきだと、やったほうがいい。それにプラスしないと、今どき難関大学を目指すというシステムだけでは、少しそれに加えたほうが、あれば一番いいんじゃないかという気もしております。
 

今、知事がおっしゃるように、やはり高校を卒業して社会に出てものづくり、また好きな仕事につく子供たちもいます。しかしながら、先ほどから申し上げていますように、沖縄県の場合には私立も少ない。九州、本土とは島嶼県でありまして、それに中高一貫教育というのがなかなか見出せないところがあるんです。本土は小・中・高もありますし、その一括したシステムの中で子供たちに選択肢があるんです、選ぶ選択肢があります。沖縄県はやっぱり先ほどから話したとおり、限られたこの沖縄の中での学校の選択しかありません。ものづくりのいい子供たちはやっぱり高校を卒業して工業、商業、またいろんな好きなことができるでしょう。難関大学に行きたい子供たちにチャンスを与えていただきたいと、そういう気持ちで質問しております。


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